先日、市役所の相談会でご相談を担当させていただいた方から、遺言書作成のサポートのご依頼をお受けしました。
ご挨拶を兼ね、ご自宅を訪問させて頂きました。
お宅には、相談に一緒にいらっしゃった、ご長女と相談者であるお父様、それと配偶者の奥様がおられました。
暑い日でしたので、空調も気を遣って頂いているのが分かりましたし、冷たいお茶もごちそうになりました。
遺言書とは、という概要からあらためてお話し、その上で公正証書遺言にしよう、ということになりました。
はじめは緊張されていた様子でしたが、世間話を含め、地元の話など間に挟むと、とても穏やかな笑顔を
みなさん見せて下さる様になりました。
色々お話を伺うと、いきなりテーブルの下から、障子紙が出てきました。
何かと凝視すると、そこには鉛筆書きで、遺言内容がしたためられていました。
内容を拝見すると、とてもシンプルですが、家族を思う気持ちが垣間見えて。
真面目な、実直な感じが、文面からも伝わってきました。
もうすこし、予備的遺言にしたほうがいいかな、とも思いましたので、
相談者であるお父様には、宿題を出させて頂きました。
私はその間、依頼を受けた戸籍収集に着手します。
次回、宿題の結果をお聞きするのが楽しみです。
人生最後のお手紙、一緒に考えていきたいと思います。
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